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vol.29

最近の献体事情について




5/献体の意義


2/日本の将来推計人口について(その2)で述べましたが、65歳以上の高齢者の将来推計人口は今後50年間約3,000万人から3,500万人の間で推移します。

「献体」の定義をもう一度確認しておきましょう。献体とは、「医学・歯学の大学における解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供すること」に尽きます。 「独り身の自分が死んだあと、弔ってくれる人は誰もいない」「経済的に厳しくて、身内に金銭的な負担をかけたくない」などの理由で献体登録希望者が増えているようですが、 もちろんこの状況は本来の献体の意義から大きく離れています。献体には自分の身体が命を終えたあとでも誰かの役に立つのなら、という「ボランティア精神」がその中心になくてはなりません。

解剖学が医学の進歩に多大な貢献をしたことは今さら論じるまでもありませんが、ボランティア精神のない「献体」には、(ひどい言い方になりますが)生ゴミを集積場に棄て、 清掃車に運ばせ、燃やし、灰にし、それはそもそも無かったもの、にしてしまうような安易さばかりが先に立ち「死」に対する尊厳が感じられません。

最近の献体希望増加を受けて、「異常死」や「難病死」でなければ積極的にお願いしなくなった大学も少なくないという解剖学教室の現状も認識しておきましょう。 身寄りがない、お金もない、だから死後の面倒は大学でみてもらおうという「献体という選択」は間違っています。「多死社会」に突入した今、「手軽な葬式」とともに、 「安易な遺体処理」もまた熟考しなくてはならない時期にあるのかもしれません。





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「葬式は贅沢である——それはこれが、本書の基本的な考え方であり、メッセージである。」で始まる「葬式は、要らない(島田祐己・幻冬社新書)」は多くの示唆に富む書物です。ただこのなかで彼は、葬式は行う必要がない儀式といっているのではありません。「贅沢」な儀式であるからこそ、お葬式そのものを全面的に葬儀社へ任せるのではなく、葬儀という儀式を始める前に葬儀の本質を見極める姿勢を持つべきだといっているのです。故人を温かく見送ることで、近親者・知人が故人との関係に一区切りをつける、という「お葬式」の本質は十分に認めており、ただその葬儀のあり方に疑問をもっているだけだと思われます。

「週刊・葬送なび」では、「葬儀の現在」に焦点を当て、身近な事柄を取り上げることでユーザーの方へ「葬儀のあり方」を考えてもらえれば、という観点から始めました。その中で、家族葬、直葬や火葬式など小規模葬儀を紹介する私たちの〈葬送なび〉にも関心や興味を拡げていただき、さらに活用していただければ幸いです。



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