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墓地の撤去・処分費用の目安

注)各料金については専門業者数社の表示金額を参考に算出。


基本料金は墓地面積で決まる


0~3m²まで/1m²あたり¥80,000~100,000

3m²を超える部分/1m²あたり¥50,000~80,000


※墓地を更地に戻す費用です。石材やコンクリート、残土などの処分料など含む。


撤去・処分工事追加料金


注)解体工事の難易度により追加料金が加算されることがあります。

工事は石材店へ依頼することが一般的。費用の見積りは数社から取るようにしましょう。


追加料金例ー1/低~中難易度

(搬出通路はあるが狭い・急坂あり。車両・機械の進入不能である場合)

¥10,000~15,000×墓地面積


追加料金例ー2/中~高難易度

(搬出通路なし。階段あり。車両・機械の進入不能である場合)

¥20,000~30,000×墓地面積


※境界石・外柵は形状・大きさによっては追加料金となる場合があります。


費用例


○墓地面積/3m²

○撤去・処分の難易度/易

○お墓に含まれるもの

外柵・カロート・墓石(八寸1基)・基礎

○作業内容

車両、機材の搬入・ご遺骨の取り出し・養生

地上部分のカロート撤去・基礎部分の撤去

石、コンクリートの搬出・整地・清掃


合計181,440円(税込み)

※カロート:唐櫃(カロート)とは、お墓で、ご遺骨を納める「納骨室」部分のことを指します。


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墓の処分と墓の引越し(改葬)と墓じまい

お墓の処分・引越し(改葬)や墓じまいは、いまや日本の各地で行われている一般的な現象となりました。遺骨の収蔵場所としての「墓」は多様化しています。墓参りも墓守もできない実家の墓を今後どうしたらいいのか、後を継ぐ子どももおらず自身の代で解決をしなければならない先祖のお墓をどう処分したらいいのか、……多くのご家庭で「お墓の問題」には悩みを抱えています。

たとえば「墓の処分と墓の引越し(改葬)」にかかる費用は、東京都の場合、実家のお墓の撤去、墓地の工事、移転先の墓地の契約使用料などを合わせて200万~300万円程度が必要といわれます。ただしこれも、今ある菩提寺・霊園への謝礼の金額、お墓を撤去する際の作業内容のほか、移転先の立地場所、新たに墓石を建立するか、納骨堂にするか、合同墓地に埋葬するか、などで大きく変わります。

「墓の処分と墓の引越し(改葬)」や「墓じまい」の仕方や費用について整理しました。最近現れた「お墓問題」の代行業者に依頼することも方法ですが、丸投げした後で後悔しないためにも基本的な仕方をあらかじめ知っておくことが大切です。


墓の処分と墓の引越し(改葬)


「墓の処分と墓の引越し(改葬)」とは、実家の墓と納められている遺骨を処分し、現在住んでいる土地に近い別の霊園や納骨堂に墓ごと引越しをすること。この「墓」の解決法は、新しい「お墓」を今後も代々受け継ぐ人が存在することが前提となります。


〔墓の処分と墓の引越し(改葬)の仕方〕

1)墓地管理者(菩提寺や霊園)から埋葬証明を発行してもらう。

2)墓がある自治体(市区町村)役場に「改葬許可申請書」を提出し、「改葬許可証」を受け取る。

3)墓から骨壷ごと遺骨を取り出し、引越し先まで移す。

4)墓石を撤去し、更地にして管理者に返還する。墓石の撤去・処分は石材店に依頼します。


〔費用の目安〕

お寺やお墓のこととなると相手の言い値でお金を払ってしまいがちですが、その金額が適切であるかどうか、可能であれば他の業者からも合い見積もりを取るようにしましょう。

1)離檀料

菩提寺・霊園から離檀料として請求される場合もあります。なかには数百万円の場合も、しかし法的には根拠のない請求であることを知っておきましょう。毅然とした態度が必要です。心付け程度で十分でだと思われます。

2)墓石業者(石材店)

墓石の撤去と墓地の更地化は墓石業者が行います。墓石の大きさ・撤去の難易度・墓地の広さなどの条件で大きく違いがでます。複数の業者から見積りをとることが重要。なお条件がない場合の更地工事費の相場は、1平方メートルあたり10万円、1坪あたり30万円程度といわれています。


墓じまい


「墓じまい」とは、お墓とそこに納められているお遺骨を処分することです。お墓を継承する人がいない、あるいは継承する必要がないという考えが、墓じまいの前提です。

先祖から続くお墓は、本来家督の相続者が守るものです。「守る」とは、先祖を供養するためお墓へのお参りを欠かさず、一族に何かがあればお墓の前で先祖に報告し、お墓周りを清掃し、命日となれば僧侶にお布施を包み読経をお願いし、寺院や霊園に管理料を払いほどよくお付き合いを続けることです。

しかし跡を継ぐ者がおらず、将来墓守を続けることが難しい場合、お墓の管理は自分の代で終わりにせざる得ません。少子高齢化にあって、墓じまいに関心を寄せる人が増えた所以です。

お墓の処分は上記「お墓の引越しの仕方」と同様の手続きを行います。遺骨の処分法については以下をお読みください。


〔遺骨の処分の仕方と費用〕

1)親族が所有する墓に納骨

親族間の合同墓に納骨することで、一族郎党が途絶えない限り「無縁墓」となる可能性はない。ただし霊園の場合、同じ墓には入れる続柄が決められている場合があります。

費用/寺院の場合にはお布施が必要。金額は格式によって違います。あらかじめ寺院と相談しましょう。


2)散骨(山や海など)

「散骨」とは、ご遺骨を粉末状にし、山や海へ撒く葬送のこと。葬送および遺骨の処分として散骨という手段は一般的になってきました。

費用/業者に依頼することが一般的。粉骨料を含めて、一体あたり10万円程度が相場。立ち会いする場合は別途費用がかかります。


3)納骨堂

「納骨堂」は墓を建てないので、経済的かつ利便性が高い。永代供養と謳われているものの、30年から50年ほどの一定期間を経て、「合葬墓」に移される施設が大半です。

費用/立地場所や大きさなどによって変わります。納骨堂は、契約料と年間使用料など明確な金額が表示されていますので、事前に比較することができます。


4)合葬

「合葬」とは血縁関係を問わない「共同墓」「合葬墓」と呼ばれる施設に納めること。高齢化社会のなかで、昨今合葬を目的とした施設を設置する自治体が増えており、また有料老人ホーム、高齢者向け住宅などの民間企業でも事業参入しています。

費用/合葬墓の多くは納骨料、納骨時の読経料を含んだセット価格になっています。セット価格でない場合は事前に確認しておきます。


5)自宅に安置

遺骨をどこにも納骨せず、自宅に安置することは法的には全く問題はない。墓地以外に遺骨を埋めることは禁じられていますが、自宅での安置は違法とはなりません。

費用/粉骨にして手元に置くことが一般的。


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後悔しない家族葬

近親者だけで温かく送るのが家族葬の基本


後悔しない直葬・火葬

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後悔しないご遺体搬送

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後悔しない一般葬

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菩提寺や石材店とのトラブル

菩提寺


菩提寺を理解してもらうことが一番の気苦労となり、菩提寺との交渉の中であきらめる人も多いようです。「手続き代行業者」などの第三者に入ってもらこともいい方法です。

1)埋葬証明

埋葬証明がないと遺骨を移動できません。寺院にとっては檀家を無くすことは存続に直結する大問題で、すんなり発行してくれず、いろいろ理屈を言って思い止めさせられることも多い。

2)離檀料

寺院の離檀料を請求される。なかには数百万円のお布施を要求してきたという報告も。法的には払う義務はありませんが、長年お墓を守っていただいたたというお礼の気持ちは表すべきでしょう。

3)永代供養

永代供養を勧められる。ただし百万円以上の費用を覚悟しなければなりません。


石材店


お墓の石や整地は墓石業者(石材店)に依頼することになります。民間霊園や寺院は、石材店を指定されることがあり法外な料金を泣く泣く支払わされる場合も。公的霊園はこの点安心です。

指定業者が1社しかない場合は、必ず値下げ交渉をし、場合によっては改葬自体を取りやめるくらいの態度を示しましょう。できれば、見積りを数社から取り寄せ交渉するべきです。

1)墓石の撤去・処分料金

寺院や霊園の格式、墓石の大きさ・場所・広さなどそれぞれ条件が違いますので、一般的な料金はないのが実情。たとえばお墓に機材を入れることができない、階段がある、高台にある、盛り土が多いなど工事に条件が付く場合は割高になります。

2)お墓の更地化

これも広さ・人数・工事機材の種類などで作業料金は大きく変わります。


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取り出した「ご遺骨」の再供養と費用の目安

永代供養


永代供養とは、寺院や霊園が「永代」にわたり、合祀墓や納骨堂などでご遺骨を供養すること。

一定の年数(30~50年くらい)の期限付のところが多い。

〔費用〕数万円から50万円程度。寺院の格式・供養年数・お骨壷の大きさ等によって開きがあり、100万円以上のところも。


樹木葬


樹木葬とは、ご遺骨を骨壷から出して地中に埋葬し、墓標(墓石)の代わりに花木を植える葬送を指します。

遺骨は粉骨せずに、そのまま樹木のそばの土中に埋めることが多い。

〔費用〕30~80万円程度


散骨


散骨とは、ご遺骨を粉末状にし、山や海へ撒く葬送のこと。

近年、海への散骨が多く行われており「海洋散骨」や「海洋葬」などと呼ばれています。

〔費用〕5万円~30万円程度。専門業者に相談・依頼するのが一般的。自分で行うことも可能です。


手元供養


手元供養とは、ご遺骨を自宅など身近に置き、いつでも故人を偲ぶことができる供養法です。

ご遺骨は粉末状にし、大部分は散骨などで措置し、一部を手元に置くことが一般的なようです。



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墓の処分と墓の引越し(改葬)と墓じまいのキホン

このような方がお考えです


近親者とくに親の死は葬儀を済ますことで弔いのすべてが完了するわけではありません。なかでも「遺骨」の措置は早急に解決をしなければならないことのひとつです。先祖から続くお墓がある方はひとまず安心ですが、ただ将来のことを考えたとき、たとえば、次のような理由でお墓の維持管理は自分の代で終わりにしたいと考えの方も少なくありません。

・子供がいない

・子どもは女の子ばかり

・跡継ぎはいるけれど遠方に住んでいる

・故郷にお墓があるためお参りがたいへん

少子高齢化や核家族化は、いま「お墓」の存続の問題を浮かび上がらせてきました。


継承者がいない墓は「無縁墓」と呼ばれます


自治体により「無縁墓」に認定されると、墓地の永代使用権が抹消され、墓地運営者は墓石を撤去してもよいことになっています。

たとえば、東京都では09年から13年度の5年間で1095基の無縁墓を撤去、遺骨を「無縁塚」に移していますが、将来不足するという予測から、新たな遺骨を収蔵する施設を作っています。

無縁墓問題は全国各地で見られる社会現象となっていますが、予算不足から無縁墓を荒れ果てた状態のままに放置している自治体も少なくありません。


「お墓問題」の最終手段として


墓の改葬や墓じまいは、お墓問題の最後の最終手段です。

将来お墓参りをする人がいなくなることが確実な場合、墓を撤去・処分したり、適切な施設に移転させるすることです。お墓を片付けるということは、すなわち「家」を絶やすということですが、管理する人がいなくなったお墓は間違いなく荒れ果て無縁墓になってしまいます。そうなる前にお墓を撤去し、適切な施設や場所に移転することはご先祖様に対して決して非礼な行いではありません。

生前に一代限りの霊園や樹木葬の墓地を購入したり、遺言で散骨を希望されたりする方が近年増加していることはお墓の問題と表裏と考えらます。すなわち、永遠に残ることを前提にしたお墓は作らないという発想のうえにあるのです。


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お墓のおはなし

仏教の発祥地であるインドでは「お墓」は作りません


『お墓とは、基本的には、― 死体置き場 ―です。お墓の問題は霊魂の処理とは無関係です。火葬の問題も、単に死体の処理だけの問題だと考えた方がいいと思います。現在日本では火葬がほとんどですが、わたしはできれば本当の火葬にしてほしいと願っています。ほんとうの火葬とは何かといえば、全部焼き上げてほしいということです。』「お葬式をどうするか」(ひろさちや著/PHP新書)

インドでお墓を作らないのは、死者は輪廻転生するという考えが強く信仰されているからです。死後49日が過ぎれば、次に生まれ変わるわけですから転生後、霊魂はどこにも存在しないことになります。従って、お墓も作りませんし、位牌もありません。ヨーロッパでは、「家」の墓はなく、個人の墓は作るものの単に故人を葬る空間に過ぎず、墓参りの習慣はないそうです。また、イスラム教徒でも同様です。

日本では火葬といっても遺骨を残し、お墓や納骨堂に埋葬して故人を供養します。この「お墓参り」は儒教の「先祖崇拝」の教えが行き渡っている慣習です。お墓参りは東アジアに共通する習慣で、とくに中国や韓国では熱心にお参りをします。このことは、いうまでもなく、儒教の祖先崇拝の信仰が深く浸透しているからです。日本人には「無宗教」と称する方が多くいますが、墓参りを通して先祖を大事にする感覚は強いものがあるということでしょう。

このように「お墓」は日本人の習俗と深く結びついています。大学合格、結婚、就職、子どもの誕生など一家の重大ごとの報告を私たちは、先祖の墓前や仏壇前で儀式のひとつとして行っています。とくに先祖代々の遺骨を地下に収納したお墓は、「家」という概念が手触りできる場としての機能を果たしています。


日本の「火葬」の風習について


『儒教思想に基づいた天皇であるからには、自分もそれにのっとるべきである。儒教精神の葬儀は、華美を排する簿葬思想だ。持統天皇は自らの葬儀の倹約を遺詔(いしょう)する。飛鳥の岡に火葬された持統天皇の遺骨は大内山稜に埋葬されたという。そこには天武天皇も安置されていた。』「お葬式」の日本史(新谷尚紀著/青春新書)

西暦700年、法相宗(ほうそうしゅう)の祖、道昭(どうしょう)は火葬に付されました。日本において記録に残された最古の火葬といわれます(「続日本紀」に記載)。現在の明日香村周辺で行われ、遺灰は風に舞って行方がわからなくなったといいます。また、天皇の第一号といわれるのは持統天皇です。持統天皇以後4代にわたり火葬されたといわれています。以後多くは土葬となり、陵(墓)が築かれ埋葬されます。理由の一つに神道では土葬による埋葬の思想があるからです。

火葬は「仏教」がもたらしました。これは釈迦が火葬されたことにちなみます。現代でも「火葬にする」の意味で用いられる言葉として「荼毘に付す(だびにふす)」がありますが、この荼毘(荼毗)は火葬を意味する梵語〈jhpeta〉に由来する、仏教用語です。

一般庶民の間でも近世では仏教の思想の思想に基づいて火葬で付していましたが、江戸時代になると、「親からもらった身体を破壊するのは孝にもとる」と主張する儒学者の考えが広まり土葬が一般的となりました。 以来「土葬の時代」は戦後の頃まで続きます。明治時代になると、政府は衛生面などから火葬を奨励しましたが、神道が火葬を認めなかったり、火葬場が現在のように整備されていなかったこともあり、土葬は一般的に行われていた埋葬形態でした。

現在ではご遺体のうちほぼ100%が火葬で付されますが、火葬が一般的に定着したのは、火葬の施設が充実した戦後になってからです。人口が増大した都市の収納場所の不足で、土葬が現実的に不可能になったという面も大きな理由としてあります。

また、キリスト教、イスラム教、儒教、神道など火葬に対して否定的な宗教も多くありますが、現実的にはこうした宗教でもほとんどが火葬に付しています。なお土葬の場合は、現代の日本では各自治体で強い制約を設けており、土葬の施設がある霊園は山梨県甲州市ほか数カ所のみです。


「輪廻転生」と死者が眠る「お墓」の関係について


『解脱を果たした人の代表は、やはりお釈迦さまです。しかし、実はお釈迦さまだけではなく、その弟子であった舎利発舎利弗(しゃりほつ)や目蓮(もくれん)などという人たちも、他人に尊敬を受けるに値する人という意味で「阿修羅(あしゅら)」と呼ばれ、お釈迦さまと同様に解脱した人とされて、火葬にされてお墓が作られました。 これらの人たちは、解脱して二度とこの世に生まれ変わってこないからお墓を作ってもいいのです。わたしたちはこの世で死を迎えても、必ず輪廻します。そうするとまた生まれ変わるのですから死は永遠の死ではありません。消滅ではないのですから、お墓を作ったらおかしいのです。別の生命に生まれ変わっているのに、この墓はなんなのということになってします。それがインド仏教の考え方です。』「お葬式をどうするか」(ひろさちや著/PHP新書)

仏教が日本に伝わったのは六世紀であるとされています。当時の仏教は貴族のなかだけで信仰された宗教でしたが、鎌倉時代になると浄土宗などの鎌倉新仏教があらわれ、庶民のあいだに急速に浸透してきます。

ただそれまで庶民には信仰するものがなかったのかといえば、民間信仰(古来信仰)といわれるものがあり、人々の死生観に強い影響を持っていました。葬送に限っていえば、伝来したインド仏教との大きな違いは、「祖霊信仰」が信じられていたことです。

人は死ぬとその魂は肉体から分離し、魂は荒ぶれた不安定な状態となる。こうした魂を何年も供養することで荒ぶれた魂を鎮め、浄化し、そして子孫を護る「祖霊」という存在となる、と信仰されていたのです。この祖霊信仰を日本の仏教が取り込んで、現在も営まれている「回忌(年忌)法要」として故人を供養する習慣を日本人に浸透させたのです。

インド仏教にはお墓で参拝するといった習慣も、回忌法要という儀式もありません。昔も現在も日本人の死後の世界観には「輪廻転生」や「解脱」という仏教の根幹をなす思想は、日本人に正確には浸透しなかったようです。「目の前を飛ぶ蝶々は去年死んだおばあちゃんの生まれ変わりかな?」と想ってみても、おばあちゃんの魂がお墓を抜け出て空っぽになっているとは、日本人であれば決して思わないはずです。

日本人であれば、理屈ではなく、死者の魂は永遠であり、春分、秋分、お盆や正月になると先祖の魂が私たちの周辺(あるいは仏壇)へ戻って生者と交流するものだと信じています。日本古来の信仰が今も根付いているからに他なりません。


お葬式が簡素化している傾向の中、「お墓」のあり方は?


『墓でいえば継承を前提としない墓(脱継承)や、散骨・樹木葬の定着(自然志向)、家族を頼らず「自分」で生前に準備をしたり(個人化)、夫方妻方、双方をまつる両家墓(双方化)が増えて、父系男子による継承性が崩れたことがあげられます』「日本人のお葬式」(第2部・井上治代氏の記載ページから/洋泉社MOOK)

最近の特徴的な現象として、とくに都会では「年忌法要」は熱心ではないが、「墓参り」は欠かさないという方が増えてきていることがあげられます。この「墓参り」の習慣は、仏教の教えとは対極にある信仰のあり方です。この「墓」を重視する習慣は、「儒教」に由来するものと考えられます。

お墓を新規に建てる場合、そのお墓は寺の墓地にあるべきという考えよりも、墓参りに行きやすい場所であるかが優先させる方が増えていることは、墓参り重視の傾向を物語ることでしょう。「葬式は、要らない」(幻冬舎新書)のなかで島田裕巳氏は、「一家の象徴的な場所として墓が機能することがある。何か重大な出来事が起こったとき、それを報告する場としては、墓が一番ふさわしい。年忌法要はしなくとも、墓参りは欠かさない」と述べています。

こうして見渡せば、現代に生きる人々はすでに「家」という境界から離れており、墓の存在、墓をつくる意味も「家族」あるいは「個」へと視点が変わっていることが分かります。最近では、一本の木の下に、あるいは一つの区画の中に、家族を含みつつ、しかし家族という単位に縛られることもなく、血縁関係のないもの同士が集うように眠るお墓のケースもあります。「血縁」をこえた「結縁」というわけです。

明治政府によって推奨された「家の墓」は核家族化や少子化などで今や代々継承することが難しくなったこともあり、現在「お墓」の有り様や意味が、お葬式のやり方が変化していると同じように、大きく変化を遂げていると考えられます。


お墓は代々継承していくものなのでしょうか?


『家を代々継承させていくことは相当に難しくなっている。その家に男の子が生まれなければ、家が途絶える可能性が出てくる。墓を護る人間がいなくなれば、墓は「無縁化」する。今、どこの墓地でも、この無縁化の増加という事態に直面している。永代供養墓の増加も、その影響だが、今や従来の墓の形式が実情にそぐわないものになっているのだ。』「葬式は、要らない」(島田裕巳著/幻冬舎新書)

明治以降、お墓といえば「○○家之墓」といった先祖代々の「家の墓」を指していました。しかし日本が高度成長を迎える頃になると都市部に多くの人々が流入しはじめ、合わせて核家族化が進み、大家族で墓を維持してきた時代から、核家族単位での墓が登場する契機となります。しかしまだ70年代の頃までは「墓は子孫が継ぐべきもの」という意識が強く残っており、この意識に応じた墓地が都市部周辺に多く作られています。

ただし80年代の半ばを過ぎる頃となると、少子化の波が「お墓のかたち」のさらに変化させました。ついに跡継ぎのいらないお墓「永代供養墓」の登場です。また血縁関係の有無を問わない「合同墓」まで生まれます。跡継ぎのいらないお墓の主流としては、管理者が一定期間遺骨を保管したあと合同するタイプとなります。また、お墓の屋内版として位置づけられている納骨堂も、代々受け継ぐことを前提としていますが、最近では永代供養を謳うものが増えつつあります。

このように今や従来のお墓の形式が実情に沿わないことは確かです。たとえば最近注目されている「樹木葬」「散骨」「手元供養」は、寺院にお墓を作らない新しい葬送のかたちです。これらは従来の仏教の追善供養を前提にしていません。

このように葬送の形式が多様化している現在、お墓の維持管理を担う者が不在の「無縁墓」は全国各地の寺院に増大しており、お寺の基盤を揺るがす問題に発展しています。


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